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残業から見る働き方

若い頃はそうでもなかったのですが、今の私は仕事が終わったらさっさと家に帰りたいタイプの人です。昔は、今日はもうする仕事がないということになかなか気がつきませんでした。何か次から次へとやることを見つけてきては忙しくしていました。昼間に仕事が終わったらちょっと途方にくれたかもしれません。仕事をしていないと後ろめたさがあっても、くだらない仕事をしている罪悪感はまるでありませんでした。内容はともかく何か仕事をしていれば安心感がありました。

職務が変わり裁量労働制になり「時給は自分の働き方で決まる」ということになってはじめて意味のない仕事はしないようになりました。仕事が終わったかどうかの判断も自分でつくようになりました。でも昼前に仕事が終わってしまうとちょっと迷いました。労働の供給弁を自分で調整できるようになったわけですが、それが適切だったかどうかの評価は上司に委ねられ、自分では判断がつけかねたからです。何はともあれ目の前の仕事をさっさと終わらせれば有能な気分になりました。

インセンティブとモチベーション(動機付け)については頭で理解していましたが、会社を経営する立場になって初めて仕事の値段のカラクリがわかるようになってきました。自分の懐を痛めると心から理解できるようになります。お金のことを懐(ハート)で言うのはうまい表現です。

経営者としては用もないのに残業されるのは大変困るのですが、一分一秒でも早く帰りたいような会社でも困ります。

一人暮らしの義母は近所の料理屋さんに早朝仕込みの手伝いに行っています。仕事のあとで朝ごはんを一緒に食べる人がいるのがうれしいようです。昨日、自然と共生するLOHASなお店が並ぶフェアをやっているところに通りがかったのですが、ビジネスでありながら共通して部室っぽい雰囲気を感じました。好きなことを仕事にしたいという若者たちを見ても今後こういう働き方が増えそうだなと感じます。人をひきつける魅力ある職場づくり、その結果仕事が終わってもまだその場にいたいという要求にどう対応できるのかちょっと考えてしまいました。残業代や労災などのことを考えると本当は用が終わったらさっさと帰ってもらわないと困るのです。今の裁量労働制はごく一部しか適応できませんが、今後は労働時間とアウトプットに直接因果関係がある仕事でないと時給や残業は適応されなくなっていきそうだと思われます。

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