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食事

介護で一番大変なことのひとつが食事の介護だそうです。食事を拒否してなかなか食べてくれないというのです。寝たきりになったら食事は一番の楽しみかと思っていたので驚きました。しかし、介護講座でお互いにベッドに斜めになって食事を食べさせてもらう経験をしたらその気持ちがよくわかりました。喉に詰まらせたり、気管支に入って肺炎を起さないよう介護職はつるんと食べられるようなさまざまな工夫がされています。液体もむせないようにお茶や味噌汁にまでとろみをつけます。市販の介護食を食べる機会もありました。「胃に入ったら一緒」といろいろなものを一度に口に入れてしまうことがありますが、最初から全部をいっしょくたにドロドロにされて出されるものはそれとはまったく違う味覚です。日ごろ自分がおいしいと感じる味は、見た目や、歯触りなどさまざまなものが、絡み合って生み出されているのだということがよくわかりました。

介助者の人がどんなに優しく親切に手伝ってくれても食べたくないのは納得です。生活の介助をしてくれるのはありがたいけれど、食べずに衰弱してもよいと思ってしまいそうです。戦時中ひどいものを食べて生き延びた話を聞きますが、介護食も生への強い執着がないと食べられなさそうです。

食べること、生きることって何だろうと考えさせられました。

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